炊飯器も、トースターも、私はいらない〜私が「捨て変態化」したきっかけ
服を捨てまくり、センスを磨くのと同時進行で、部屋のいろんなものを捨てました。
次はキッチン編です。
すごく変な形の水切りカゴ
断捨離を始める前までは、「スペースを上手に使わなきゃ」と思っていた私。
我が家のキッチンは狭小というほど狭くはないけれど、コンロは1口しかないタイプ。決して広くはなく、料理好きの私には「狭い」キッチンでした。
限られたスペースを有効活用すべく私がとった方法は、「デッドスペースを活用した水切りカゴ」を使うこと。シンクの水道の上に、キャットウォークのような形で設置するタイプの高足の水切りかごを設置していました。
大容量で、シンクの上に設置するから受け皿いらず!便利に使っていたんですが…。
当時の写真、ありました!こんな感じでした。
まぁ、見た目がむさ苦しい。生活感のカタマリ。しかも不安定で使いにくい。
でも「狭い」「せっかく買ったのに捨てるのもったいない」ので、我慢して使っていました。
でも、断捨離を始めて気づいちゃったんです。
この変な水切りかご、私に必要なんだろうか?というか、ひとり暮らしでこんなに食器いる?ずーっと水切りかごに乗っかってるお皿、多くない??
気づいちゃった私は、水切りカゴを撤去。
しばらく水切りカゴなし、使ったお皿はふきんの上に置く生活にチェンジ。でもやっぱり「なし」はしんどかったので、自分の家に合う小さな水切りカゴを置くことにしました。
今はこんな感じです。牛乳パックは三角コーナーのかわりで、中に生ゴミが入ってます。
そんな調子でいろいろ「気づいちゃった」
一度気づき始めると、もう止まらなくなりました。
「ひとり暮らしでこの量のお皿、必要?」
「お客さん用のお皿って何組必要?来るのせいぜい2〜3人じゃない?コップそんないらないし、たくさん来るなら紙コップでよくない?」
「この片手鍋と両手鍋、大きさも深さも用途も大体同じよね…」
「最後に型抜きクッキー作ったのいつだっけ。めったに作らないし、作っても型抜きじゃなくて切って整形するタイプのやつよね」
そんな調子でガンガン捨てまくり。
あげく、炊飯器の調子がおかしくなったのを機に変態の域に突入します。
「気づいちゃった…。炊飯器で炊くより、圧力鍋でご飯炊くほうが圧倒的に時短で美味しいわ…」
しかもすごい楽なんですよ。お米をといで、30分くらい水にひたしたら、圧力鍋に入れて加熱。ピンが上がったらそのまま弱火3分、最後に強火で30秒。ピンが下がるまで蒸らしたら、ホッカホカのご飯が完成。
普通の炊飯器では炊くのが難しい玄米も、一晩水にひたして30分加熱すれば、モッチモチで美味しく炊けちゃうんです。その気になればおこげも作れる。
外出時に自動で炊いたり保温したりはできませんが、ほんのちょっと火力調整するだけでいいんです。ドタバタの朝でも普通に炊ける。
これもしかして、とトーストをフライパンで焼いてみたら。
「嘘でしょ?!トーストもトースターよりフライパンで焼くほうが美味しいじゃん!」
しっかり加熱したフライパンにバターを溶かして、さっと両面焼くだけ。外はカリカリ、中はふんわり。しかも隣で目玉焼きまで作れちゃうというオマケつき。
炊飯器もトースターも掃除するの大変だし、6〜7年も使えば寿命が来ちゃいますが…。
鍋なら丸ごとシンクにつっこんでバシバシ洗えます。メンテナンスフリー。
気づいちゃった私は炊飯器とトースターをまとめて手放し、炊飯器やトースターを置いていた棚まで撤去。片付けレベルから変態レベルへ、堂々の一歩を踏み出しちゃいました。
現在のキッチン。ビフォーの写真がないんですが、すっかり広くなりました。
うちのキッチンは「狭い」んじゃなかった
ミニマム生活が板についてきたある時、実家の大阪に帰省しました。
実家は私の家より圧倒的に広いです。しかも最近新築したばかり。
完成当初はスカスカだったキッチンは、ギッチリと物で埋まり。
母は我が家のキッチンの3倍はあろうかという大きなキッチンで、「狭い」「収納がない」を口癖にしていました。
その時、気づいたんです。我が家のキッチンは「狭い」んじゃなかった。「物の管理ができていなかった」んだと。
母に聞いたんです。「この引き出し、何が入ってる?」
母、一応は答えてくれるんですが、自信なさげにゴニョゴニョ言うんです。「使ってる?」とたたみかけると、「…」。
実家、「開かずの引き出し」だらけでした。そりゃ「狭い」よ。
やってることは「変態」ですが
炊飯器もトースターも置いてないミニマリスト、絵に描いたような「変態」。
その一歩を踏み出しちゃった私ですが、私からすると、ただいろいろ「気づいちゃった」だけなんです。
「お皿は最低限にして、水切りカゴを小さくした方がラク」
「炊飯器より圧力鍋の方が便利で美味しい」
「炊飯器とトースターがなければ、食器棚いらないや」
母は「変態や」「アンタのキッチンは何もない。私にゃ使えん」と言っていましたが。
別に一緒に住んでいるわけでもなし、私が使いやすければ十分。
ミニマム化が進むにつれ、私は世間の「当たり前」より「自分の使いやすさ」に重きを置くようになってきました。いろいろ試して、自分基準で物を捨て、暮らしやすさに満足し…そしていつしか自分の選択に「自信」が持てるようになっていきました。
次回からまた筋トレ編に戻ります。次は私がジムでいろんな人に出会って、いろんなプログラムを体験し、「自分の武器」を知った話の予定です。