私が筋トレと断捨離を始めるまで〜いわゆる「仕事ができない」やつでした
最初の記事では、「筋トレと断捨離を始める前の私」について書いてみたいと思います。
いわゆる「仕事ができないやつ」でした
私は2020年4月、新卒で入社して6年勤めた会社を辞めました。
前職は「子ども動物園の飼育員」。ポニー乗り場やモルモットのふれあいコーナーのお姉さんをしていました。
高校生からの夢だった動物介在教育の現場。給料は安いけれど、やりがいいっぱいの現場! …の、はずだったんですが。
何をやっても覚えが遅い。
何をやっても仕事が遅い。
何をやってもミスが多い。
他の人にとって「当たり前」のことができなかったんです。
何かを変えようと、あがいて、あがいて。仕事ができる先輩にくっついて、じーっと観察させてもらったり。関連する習い事へ通ったり。努力は認めてもらえたものの、やっぱり仕事はできないまま。
先輩には叩かれ、後輩には嫌われ、バイトさんには無視されて…。
なんというか、「マラソン選手が無理してバスケをしている」感覚がずっとありました。いいところがまるで出せない。短所ばかりが目立つ感覚がありました。
向いていない、でも決断できない
今から思えば、この「マラソン選手が無理してバスケをしている感覚」というのが、すごく的を射ていまして。
私はどうやら、チームプレイがとても苦手なタイプだったんです。
自分じゃない誰かに決定権がある状況や、臨機応変に移り変わる状況下でのマルチタスクが苦手。
個人ブースのデスクに座っていたら苦もなくできることが、屋外で複数人の声を聴きながらやると片っ端から忘れてしまうし、ミスだらけになってしまう。
なので結局フリーランスの道を歩むことになるのですが、当時は向いていないとわかっていながらも、会社員という立場を手放すのがとにかく怖かった。
とにかくしんどい。活躍できない。でも私の胸の内を占めていたのは「ここで辞めたら、他に行き場がない」という気持ちでした。
こんなにダメな私を拾ってくれた前職。
高い責任を求められているわけでもない。いわゆるブラック会社でもない。
安月給だけどやりがいのある、高校生の時からずっと憧れていた仕事。大学も動物関連のところを出た。
ここを離れたらもう、行き場がない。何も残らない…。
不安と依存でがんじがらめ。
毎日クビになるんじゃないかとビクビクしながら働いていました。
もし今の私が、当時の私の隣に行けるとしたら
今となっては、すっかり脳筋のシンプル思考になっている私。
もし当時の私の横に今の私が行けるなら、ガハハと笑って代わりに退職届を出し、こう言っているところです。
「仕事辞めても大丈夫だよ。
とりあえずハローワーク行って、失業保険のこといろいろ聞いておいで。
それから求職者職業訓練っていう無料で専門知識が勉強できる場所があるから、そこのパンフももらっておいで。
それから持ち前の文章力を生かして、ライターとして基盤を作りなさい。未経験でも仕事たくさん見つかるから」
そして、最後に強い口調で。
「思考停止するな。行き場がないなんて嘘だ。毎日生き生き働ける場所は絶対あるから、決めつけずにとにかく動け!」
私がこんな風に変わったのは、筋トレと断捨離のおかげ。
筋トレで自分を変える力を身に付けて、断捨離で判断力を身に付けたからです。
次回からは、当時力仕事はしていたけれど運動に苦手意識を持っていた私が、筋トレに目覚めたきっかけを語ります。